子の心、親知らず

いや、うちの親のことではないですw
シナリオライターにとっての子供、「キャラクター」の話ですね。
僕の場合、いわゆるキャラクターが勝手に動くという状況が少ないんですが、それが起こった時が、たぶん一番面白いものが書けたと確信できるときです。
でも、それはそうそう起こるものじゃない。
キャラクターっていう子供は、多くの場合で親たるライターが敷いたレールの上を、素直に走ってくれます。自分から逸脱することってのはあんまりない。
逸脱する場合でも、それは「勝手に動く」ではなく、単に自分が設定を見誤って、キャラクターをブレさせてしまったときがほとんんどです。
キャラクターっていうのは、どんなにアクを強く作っても、親には素直で忠実です。
まぁ、親が一文字も書かなければ、指先ひとつ動かせないから当然ですが。
でも、たまに上手く誘導……というか、キャラクターが行動を起こす「条件」を多彩に設定して、選択肢を増やすような設計を与えてやると、ライターの思惑を超えて設定がリンクをして、想定していた以外の行動を起こす(そういう展開がライターの頭の中に思い浮かぶ)ことがあります。
僕は、これを「勝手に動く」という状態だと思ってます。
ただ、これに関しては固定観念に凝り固まった思考でモノを書くとダメです。
「こいつはこうだ」という思い込みが、キャラクターの可能性を狭める。
結果、扱いづらいキャラになって、自分の中でも苦手意識が生まれ、やがて文字の海に沈んでいくことになる。こういうキャラクターを何人も産みだしてしまった過去が僕にもあります。
厄介なのは、自分の過ち(もったいないですし、キャラ)を、自分で認識できないケースが多いんですよね。「自分のポテンシャルを、ライターに気付いてほしい」と、キャラクターはきっと思っているはず。でも、答えてあげることはなかなかできない。
もしも、必ずキャラクターの声を拾い上げることが出来る人がいるなら、その人はきっと書く物すべてがヒット作になるんじゃないでしょうかね。
そのくらい、物語ることにおいては大きな要素ではないか……なんて最近は思います。
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Author:桂樹緑
ゲーム作ったりシナリオ書いたりするぐうたら猫です。

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