理想の上司

よく、いろいろなアニメキャラが「理想の上司」とかランキングやってますが、僕の中ではやっぱりパトレイバーの後藤隊長なんですよね。
対抗馬に良く挙げられる、シャフト内海課長は、はたから見ている分には面白いですが、上司にしたら絶対に使いつぶされて死ぬのが目に見えてるし……。
もっとも、後藤隊長も「良き組織人」では全くないわけで、そういう意味では良き上司の条件を満たしてはいないかもですね。
正しくは、「良き兄貴分」と言うべきなのかもしれない。
僕はパトレイバーって作品の中だと漫画版が一番好きなんですが、これって通してみると「野明が子供から大人になるまでの作品」なんですよね。
悪い意味ではなく、いい意味で。
ミーハーに「かっこいいロボット」に憧れてた若者が、一国家権力の組織人として、知己であろうと子供であろうと、きっちりと感情を切り分けてけじめを取らせる。でも、その課程で失ってきたもののためにか、バドという「子供の気持ち」はわからなかった……というところで、最終エピソードである埋め立て地の決闘は終わります。別の場所では、子供のまま大人になった内海という男が、ずっと子供のまま振る舞ってきたがゆえに出来た恨みによって、報いを受けています。こちらも「子供の終わり」なんですよね。
ゆうきまさみという人はとても頭のいい漫画家なので、このあたりを多分計算して描いてるんだと思うんですが、こういうストーリー構成、ぜひとも見習いたいものだなぁ……。
子供が読んで面白く、大人が読んで奥深い。そういう話が最高ですね。
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Author:桂樹緑
ゲーム作ったりシナリオ書いたりするぐうたら猫です。

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