ドラクエのかけた呪い

日本最古のRPGと問われたら、誰もがドラクエを挙げると思います。
厳密には最古でなかったような気もしますが、とにもかくにも、日本におけるRPGのパブリックイメージを作り上げたのは、ドラクエに間違いありません。
その生みの親である堀井雄二さんは、RPGをこう説明したことがあります。
「キャラクターを育てて強くなるゲーム」だと。
これはTRPGなんかも含めて、一面では心理です。
クエストを終わらせて、報酬をもらい、成長する。
そういうものが、ゲーム的に好まれる「遊び」なのは事実です。
ただ、ドラクエが偉大すぎたために、日本人はRPGの「ロールプレイ」の部分を、あまりにも置き去りにしすぎてしまったのでは、とか思ったり。
ドラクエは「一人称の物語」を頑なに守っているゲームですが、そこには本来「ロールプレイ」の要素があったはずなんですよ。
「きみこそ勇者だ!」という本質が。
でも、ドラクエの子供、孫、ひ孫と増えていくにつれて、いつの間にか本家であるドラクエとの差別化のため、そこから「一人称」や「ロールプレイ」の要素がなくなって、「物語」のみが残っていったような気がします。
つまり「成長要素」と「物語」の2本軸。
これって何かと言われると、実はソシャゲの「RPG」そのものなんですよね。
作ってる身で言うのもなんですが、これは楽しい物です、間違いない。
でも本来のRPGが目指したもの──あるいはドラクエが最初に目指したものとは、実は違ってるんじゃないかと思うんですよ。
でも、日本のRPGは、その目指した場所に辿り着けなかった。
なんでか?
……それはたぶん、ドラクエが面白すぎたからなんだろうなぁ、と。
堀井雄二さんは「RPG」を紹介するにあたって、日本人が受け入れられるように、かなりのアレンジをしました。
そのアレンジが上手すぎて、日本人は原体験としてのRPGがドラクエで止まってしまい、本当のRPGに辿り着けなくなってしまったのかも……。
ふと、そんな風なことを思いました。
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ゲーム作ったりシナリオ書いたりするぐうたら猫です。

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